葉月のスキズキ

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zoom RSS ライヴ行きたいDEATH

<<   作成日時 : 2016/04/27 12:17   >>

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思えば2013年の「イジメ、ダメ、ゼッタイ」でメジャーデビューしたときには、何回かyoutubeで映像を見ていたのにまったく引っかからなかった。ところが先日「ギミチョコ!! 」をやはりyoutubeで見てからはすっかりに夢中になってしまいました。



目にした「ギミチョコ!! 」の映像がスタジオ収録のものではなくライヴ映像だったのも大きいかもしれない。
スタジオよりステージが良いというのは、音楽ユニットとして正に一流の証左ではあるわけだけど。
曲はCute! 振り付け完璧!! とにかくすごいBABYMETAL。
幾重にも丁寧に作りこまれた人工物性と同時に屹立する圧倒的な本物感!!

私はアイドルやダンスユニットにはまったく詳しくないので、的外れなことばかり言っているのかもしれないが、彼女たちはダンサーというよりアスリートのように見えてしまう。
浅田真央のトリプルアクセルを観戦するときに近い感覚。
鍛え抜かれた10代の体力と回復力がないとあの運動量で90分のステージは不可能だろう。それとも最近のアイドルのステージパフォーマンスってあれぐらいでは破格とは呼ばれないのだろうか。

多くの人がすでにそう表現しているように、一言で云えば、METAL + KAWAII!。

海外で人気急上昇中だったころはネットで”これは俺が長年聞いてきたMETALとは違うものだ、しかしI love it”みたいなリスナーの意見がよく目についた。

もうyoutubeでライヴ映像延々と漁り続けて夜更かしの末に風邪ひきました。きちんとKITSUNE-UP(キツネ様のサインを手で作る)をしないで視聴したせいでバチが当たってしまったのかもしれないが。

もちろんスタジオ撮りのMVだって面白いものも多い。
「メギツネ」なんてもろ好みです、正直な話。



METALにもアイドルにも造詣が深くないので偏見でものを言っている訳だが、METALもアイドルも人工的であること、謂わば作り物感って重要だと思う。
「メギツネ」MVなんてその横溢する作り物感が素晴らしい。いかにもな”和テイスト”。演奏では電気ギターがギュンギュン鳴っているのにバンドは三味線持って踊るし。SU-METALの和服姿まで拝める。最高DEATH。思いっきり嵌っていて、似合いすぎ。まるで地獄少女のコスプレのようだと言えなくなかったりもするぐらい。とにかく全体的にもうヌケヌケと嘘っぽい。

私はSU-METALに若杉公徳のマンガ『デトロイトメタルシティ』の主人公との親和性のごときものを覚えるので、是非一度でいいからステージで「SATSUGAIせよ!」と宣ってほしい。

そういえばSU-METALが可憐girlsの中元すず香だと知ったときの驚きといったら。

もう8年も経つ。少年サンデー連載の椎名高志『絶対可憐チルドレン』がアニメ化されたとき、主題歌Over The Futureのために小学生三人組のユニットが結成されたのだが、そのひとりが現在はSU-METALとしてBABYMETALのボーカリストの大役を務めている。



今となってはなんで当時あんなに驚愕したのか定かではないのだが、可憐girls『Over The Future』には度肝を抜かれたと言っていい。
それに比べればBABYMETALは不可思議な気分や釈然としない思いにかられることはあっても、驚愕というものからは遠い。
むしろ、中元さんのところの娘さんしばらく見ない間に大きくなってすっかり格好良くなっちゃって、みたいな”近所のおばちゃん状態”。

こういう感覚はどうも海外のファンにも見られるような気がする。
先週珍しく日本のTVの音楽番組にBABYMETALが出演した時にSU-METALが彼女には非常に珍しく音を外したので、世界中で心配する声が上がった。過労気味なんじゃないか、ハードスケジュール過ぎるんだよ、医者にすぐ連れてけ、とか。みんな心配し過ぎ。あたたかく見守るにもほどがある感じ。
まあ、海外のフェスでの出演が決まると、あちこちの掲示板で他のバンドのファンから瓶投げつけられるんじゃないかと心配する書き込みが散見されるようになるのには、それほど過保護な感じを受けない。実際、ビールのコップを投げつけられたことはあるらしい。

海外での人気が高い割に国内での人気がいまいちなのはよく話題になっていて、いろんな意見が陳列されているが、私も屋下に屋を架すことにしたい。

まず、長年に渡ってMETAL界隈では新しいトピックがなかったことが大きいと思う。真空地帯のようになっていた場所に、なにやらそれまでの常識では追い付けないものが突然現れたので衆目をあつめることになった。

欧米の一般リスナーはアイドルグループという文化に不慣れだ。一目では何が起こっているか理解できず、それが驚きや戸惑い、新しいものを発見した喜びにつながる。
日本のリスナーはBABYMETALを見ても驚きはしない。アイドルというものに慣れているので、ちょっと毛色の変わったアイドルグループだと認識するだけだ。
腐るほど大量にアイドルグループがある以上、一組ぐらい破格のモンスターが現れても不思議じゃない、というのは私の感触。
欧米でもイタリア人やスペイン人は日本人と同じようにそれほど驚くことはないような気がする。彼らはけっこう日本風のアイドル文化に耐性がある。

そういえば海外メディアによるBABYMETALインタビューでは必ずFOX GOD(キツネ様)に関する質問が出る。
これは微笑ましくもあるのだけど、正直なところ羨ましくもある。
日本のファンだったらお稲荷様をイメージするだけで終わってしまうところを、海外のファンは自由に想像の翼を広げることになるわけだ。

あとこれはどうしても避けて通れない話題と思えるのだが、BABYMETALの場合、ファンだと公言しても周囲からペドフィリア(小児性愛者)疑惑を持たれ難いということ。
仮に欧米の日本アイドルオタクの青年が日本のアイドルグループの写真集をコレクションしていたら、ロリだのペドだのの誹りは免れないだろう。

日本の普通のアイドルグループの写真集だったら、児童ポルノまがいだと難癖つけることは可能だし実際もっともな部分もありそうだ。
しかし、まさかBABYMETALを見てロリだのペドだの言いだす間抜けはあんまり居そうもない。異文化の層が多重なので判断に苦しんで周囲がフリーズしてしまうことの方が多いかもしれない。
その辺の事情が海外でのBABYMETAL信者の急増にいくぶんかの寄与があることは間違いないと思う。

BABYMETAL信者と従来のアニメファンとの相関関係はよくわからない。
ただこの十数年来、アニメソングのおかげで、日本語の歌がけっこうな数の外国のリスナーの耳になじむようになってきた経緯は、BABYMETALの成功とまったく無関係とは思えない。

BABYMETALの曲が原則的に日本語の歌ばかりであることを妙に誇りに思えるのは私だけでしょうか?
自分でもなぜ誇りに思うのかうまく説明できないでいるのだが。

今回このエントリを書くにあたって、内外の掲示板やAMAZONのレビューにたくさん目を通した。

結成以来6年メジャーデビュー4年、すでに3回目のワールドツアーが始まっているアーティストのCDアルバムいまだ2枚。音楽産業にとってCDはすでに主役じゃなくなっているのだと改めて実感する。

AMAZONレビューでは(それこそギターの速弾きのような)超絶技巧的なレトリックを駆使したかの長文のレビューも多い。METALリスナーというのは頑な(保守的?)な人が他のジャンルにもまして多いように思う。
聞き続けるためにどこか自分を説得し続けなければならない側面があるように感じる。

そんなレビューの中、「死のうと思っていたがBABYMETALに出会って止めました」というようなことがポツリと書いてあると不思議な気分になる。

そんなとき、それはプロフェッショナルな手腕による見事に作りこまれたコンテンツであるにもかかわらず、音楽とかエンターテイメントとか芸術とか娯楽とかいうような言葉では掬い上げることのできない原初的な領域に通底するところがBABYMETALにはあるのかもしれないと疑ってしまう。

だらだらとたくさん書いてきたけど、なんか書き足りない気分なので、もういっちょ貼ります。

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