葉月のスキズキ

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zoom RSS 秋の海

<<   作成日時 : 2007/09/21 00:32   >>

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秋の海という力士がいる。

秋に句会に出席すると、この力士が脳内で塩を撒く四股を踏む敵を睨み付ける下手出し投げを繰り出す時折郷里に帰って静養する。
放っておくと脳内が秋の海満載となり、健やかで爽やかで扱いやすいこと定評ある葉月さんの精神状態が回復に困難を来たすほど無防備に爽やかになってしまう可能性もあるので、いきおい秋の句会では作る句は秋の海だらけになる。私にとって秋の句会はいわば秋の海との真剣勝負の場である。

筆箱をしばっていたる秋の海
秋の海私用電話をかけており
私小説秋の海飛ぶ九月場所
秋の海いつもは文部科学省

それにしても駄句ばかり。我ながら大したものである(えっへん!)。
この一週間どういう巡り合わせか五回句会があった。自分でも印象的だったのは次の一句。

秋の海しずめる赤いランドセル

この句は「病」というテーマ詠の句会で出された。「病というより犯罪だろ」的な句に見える。赤いランドセル(によって表されている何か)を海に沈める以上、赤いランドセル(によって表されている何か)に何か不幸な出来事が起きたに違いないと多くの人が思ったらしい。
しかしこの句を採ったゆうむくんは赤いランドセル(によって表されている何か)を捧げることによって(荒れていた)秋の海を沈静化したと読んだ。猟奇的な風景が神話的な風景に換わる一瞬。これだから句会は止められない。

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イルカ
さっそく読んだのですが、結構最初の方は読むのが辛かったです。 というのも途中までとても主人公の内側の物が強く出て来ていたので正直面白いような展開ではなかったのです。 悪く言えば自分への説教臭さ。 でも途中から「ああ、こうゆう感じだよ」って思うところに行き着きます。 だからどうかそのまま読み続けて下さい。 その後は面白い。 自身の経験というよりも、それを飛び越えた話に感じます。 ...続きを見る
よしもとばななを読む
2007/09/21 01:18

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